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zabadak30周年記念演奏會

2016/03/23

皆様ごきげんよう。清浦夏実です。

3月21日に行われたzabadak30周年記念演奏會の第二夜にゲスト出演して参りました。長くなってしまいますが、大事な一夜だったので記録させてください。

zabadakの吉良さんと小峰さんとは私がまだ高校生だった頃、「旅の途中」という楽曲を提供して頂きました。私にとっては2枚目のシングルで「狼と香辛料」というアニメの主題歌だったこの曲は、沢山の方に聴いていただき、私のソロ活動の代表作のひとつでもあります。そんなご縁もあり、今回zabadakの30周年のお祝いにお呼ばれしたのでした。

手練手管で百戦錬磨の先輩方が集まる中、ひとり若輩者の私が混ざり、一体何ができるだろうと考えていました。リハの段階では私にできることは歌うことだけなのだから、諸先輩方に甘え、のびのび歌おうと思っていました。

そしてライブの本番。三部構成の第一部が終わったところで突然吉良さんが体調を崩されてしまいました。第二部のゲスト・日比谷カタンさんの弾き語りが始まっていました。小峰さんは吉良さんをスタッフ陣に任せ、吉良さん不在で、ライブを続けることを決断されました。

時間にすれば30分ほどだったと思うのですが、あまりの急展開で私にはものすごく長く感じました。

私を含むゲストボーカルの皆さんの出番は第三部。諸先輩方に甘えてのびのび歌おうと思っていた私は、「甘えるどころか支えなくては」という気持ちになりました。歌いなれている「旅の途中」なのに、たった一曲だけなのに、こんなにも必死になったのは初めてでした。

吉良さんのパートを、小峰さん、バンドメンバーの皆さん、ゲストメンバーの皆さん、スタッフの皆さん、そしてお客様と、あの場にいた全員でその場その場で補いながら最後までなんとか繋いだステージ。終えた時には達成感さえありました。ベストの状態ではなかったのものの、凄いライブだった。その一言に尽きると思います。

吉良さんは連日のリハーサルや本番に全力投球で挑んでいらっしゃいましたし、30周年に向けた気持ちと、ギリギリまで準備をされてきたことに身体が悲鳴をあげたんだろうなと思います。結果、大事には至らず本当に安心しました。ひとまずゆっくり休んで頂いて、また元気な姿でステージに立って頂きたいです。

そしてあの混乱の中、ライブを続ける決断を下し、やり遂げられた小峰さんは気高いミュージシャンだと思いました。メンバーであり、旦那様でもある吉良さんをあの場で一番心配だったのも小峰さんだったと思います。それでも気丈に歌われていた姿は美しく、本当にかっこ良かったです。

終わってから、ライブとはなんだろうと考えました。こんな事件に出くわすことは二度と無いと思いますし、むしろ一生忘れられない日になりました。当たり前のように聞こえるかもしれませんが、これがライブなのだと実感したのです。

あの現場にいた全ての方に感謝の気持ちでいっぱいです。改めましてzabadak30周年おめでとうございます。これからもどうぞよろしくお願い致します。

清浦

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